ワイポット・ペットスパンとトッサポーン・ヒンマポーンという二人の名歌手の共演が大好評で、以降がぜんリリースが増えた仏教歌レー。これはその女性版？で、６０年代から活躍するクワンチットと若手のチャーンプアックの共演作です。仏教歌といっても中華圏によくあるお経がそのまま音楽になったうやつとか、仏様にささげる崇高な歌ものなどとは別世界。ワイポット達のアルバムもかなり大衆歌謡風でしたが本作はさらにくだけた感じで、クワンチットの肝っ玉母さん風の風貌からして和ませればチンドン屋みたいなのも登場するわ、中にはルークトゥン風の歌謡曲風まであり。レーと言っても色々なスタイルがあるそうで、本作で言えば６曲目と８曲目がリケー、７曲目はチョイなるものだそう。正直この辺のことはよくわからないのですが、たしかにレーのアルバムとしても変化に富んでいて楽しませる内容です。