歌詞は英語だしマレー半島的なエキゾチズムもなしだが、これはシンガポール・ポップスが残した隠れた名作と思います。今はなきシンガポール・ポニーキャニオンが１９９１年に制作、すでに廃盤となったアルバムで、アジアン・ポップ曙の時代に颯爽と現れたマレー系女性の数少ない音源。ちょっとテクノの名残りのある躍動感溢れる伴奏にのってピチピチと弾けそうなマイズーラの歌声が今聴いてもなお眩しい１１曲。