メンバー全員がスマトラ、でもバタックではなく中部のプカンバル出身という、ギター、ベース、ドラムス、キーボード＋女性voの5人組。グループ名は日本の「芸者」に由来しているそうですが、この2009年のデビュー作を聴く限り、J・ポップの影響は感じられません。快速ビート系の多いインドネシアのグループものの中では比較的悠然としてメロディアスなレパートリーが多く、しかもそのメロディアスさもJ・ポップ的ではなくあくまでポップ・インドネシア風味なのが聴きどころ。ちょっとクールに構えながらいつしか情熱的に高揚する女性voモモはかなりの才能です。勿論ビート・キレキレのアップテンポでも躍動感ある伴奏をバックに溌剌とした歌を披露。現地での人気もとうに全国的でリリースも順調の人気バンドです。