日本でも評価の高いインドネシアのフュージョン音楽、その金字塔的な名作です。ご存知クラカタウのキーボード奏者で現代ポップ・インドネシアの牽引役のドゥウィキ、先般マレーシアのシーラ・マジッド１４年ぶりの新作プロデュースを手掛けたトーパティ、そして名バンド、GIGIのギタリスト、デワ・ブジャナらを中心として、内外の腕利き（超がつきます！）ミュージシャン達のコラボレーションによるセッションです。長年一緒に活動してきたメンバーではなく、全員が別々の経歴の才覚が出会って起きる化学反応、そんなスリリングなインプロヴィゼーションによる全８演目。各人の超絶技巧は勿論のこと、バリ島から参加のイ・ニョマン・ウィンダによる伝統楽器類のエスニックな音色も奏功して、西欧や日本ではあり得ない摩訶不思議な世界が衝撃的です。