当方の知る限り、本作含めアルバム２枚とリリースは少ないですが、インドネシアのポップロック好きの方にはかなりお薦めの逸品です。アングンやニッキー・アストリア、マレーシアのエラらよりはもう少し繊細で多感な歌声で、Ｒ＆Ｂ度もぐっと希薄になりますが、卓抜のリズム感や俊敏なテクニックも備えた実力派です。ジャカルタ出身らしい都会的なセンスも光ります。ニケ・アルディラの大ヒット曲　Bintang Kehidupanのカバー（アップテンポとスローの２ヴァージョンあり）など計６曲のミニ・アルバムですが、バック・バンドのエッジ効きまくりの伴奏も含め聴かせどころの多い秀作。曲数は少ないですが、スロー曲での叙情も文句なし。