１９９８年に　Aku Tak Biasa という超特大のヒット曲で一躍スターとなった彼女。ところが２００６年に２４歳の若さで逝去。死因は薬物の過剰摂取や殺害説もあります。スキャンダルも多く、余談ながらそのグラマラスな肢体など話題の多い人でした。歌の方もアレンジや楽器編成次第ではスローロックにさえなりそうな深い哀愁の曲、これをニケ・アルディラなどとはまた全く違った繊細多感な情感で歌い上げる、ちょっと破滅型の実力派シンガーでした。本作は逝去後にリリースされた未発表録音集です。まだ明快リズミカルなナンバーや清楚なバラードまで取り上げた全１０曲で、Aku Tak Biasaで決定的となったイメージからはちょっと意外な曲想もありますが、寂しげで孤高の雰囲気はすでに漂っています。たしか生前はAldaで通っていましたが、逝去後は通常フルネームでAlda Rismaと紹介されています。