1980年代後半からスリランカのエスニック音楽バイラにポップやロックの感覚をミックスして大人気を博したグループ、サンフラワー。まだカセットテープの時代でしたのでこれは数少ないＣＤ作です。録音データも曲目表も付いていないのが不親切ですが、ノンストップ形式でダンサブルに仕上げた比較的後年のアルバム。冒頭いきなりランバダ、これはズッコケますが、曲目が進むにつれバイラらしい時にコロニアル、時にユーモラスなナンバーで盛り上がります。言語は勿論、同国の最大多数民族言語のシンハラ語。そう能天気に底抜けに明るいラテン気質みたいな人達でもないですが、これはじつに楽しげでカラッとした南国らしい和気あいあいのアルバムです。