これは痛快！、傑作です。のっけからズンドコのドラミングに電気オルガン風なレトロ感覚のキーボードの音色なんかもじつにエグい、これぞメヒコ！っていう感じのローカル色満載のグループです。レゲエ、クンギア、ポルカ、スカ、50~60年代ロック、R＆B、など様々な要素でごった煮状態ですが、こういう方面の音楽には珍しくキューバ色が薄いのがまた意外で新鮮である意味サイケなんです。計6名、サックスまで入り、多分全員によるコーラスも和気あいあい、これら全てが一体化してテキーラ臭い酩酊感を滲ませる計11曲です。