マレーシアのWARNERレーベルからマヤ・カリン久々の新作です。元来リリースが少ない人で正直ちょっと忘れてました。人材豊富なポップ・インドネシアでも、（実際本当に歳のいってる人は別として）かねてから大人の雰囲気で勝負できる数少ない逸材と記憶していますが、３５歳となっていよいよ本当に艶っ気と熟成感あり。しかしインドネシアのベテランに多い、ジャズとかボサノバの方向に進むのではなく、カラフルなポップ曲で彩られているのが嬉しいところ。全７曲はやや少なめですけど、サウンド的にもあの手この手、練れに練れた秀作で、凝った使用のジャケットにフォトもふんだんに付いています。