インドネシアも続々とアイドルが登場する時代になってきましたが、２０１０年前後はこうしたガールズ・グループものがとりわけ活気づいていました。中でもこのアペル・Ｇ（ゲーと発音）はキビキビ感抜、それでいてポップ・インドネシア独特の一種甘酸っぱいペーソスが効いた楽曲と、それに合わせた可憐なvoがじつに印象的なデビュー作１０曲でした。楽器演奏も彼女達が担当しているかどうかはわかりませんが、どこか８０年代テイストみたいなキーボード、ケレンのないギターやドラムスなども一種の不思議な懐かしさがあってハマります。vo担当は複数、いずれも歌唱力ありコーラス・ワークもみずみずしさあり、最後まで元気がもらえる快作です。