１９８８年、西ジャワ、バンドン生まれで２００８年デビューの新感覚ポップ・インドネシア女性。これがデビュー作で大別するならポップ・ロックになると思います。いかにも今風のインドネシアらしいタイトでシャープなビートのアップテンポからミディアム、情緒深いバラードに中にはレゲエ調までありますが、いずれもポップ・インドネシアのファンの琴線に触れる都会的なペーソスが香る佳曲そろいで計１０曲。伴奏陣のレベルも高いし女性コーラスも素敵なのですが、なにより魅せられるのが彼女の歌声。甘酸っぱくで可憐そのもの、涙声の一歩手前みたいな情感にもハマります。盤は全く問題ありませんが、ジャケットに現地からの輸送中についたと思われるスレ跡がある為値引きしてあります。