レトロなカンボジア歌謡ポップスを現代的にかつサイケな感覚を盛り込んで度肝を抜く彼等の新作１０th。基本的な姿勢は変わらずに、ホーンズも加わりパーカッションも強化されサウンド全般の厚み増強。バンドとしての一体感がもたらす強烈なグルーヴもいよいよ最高潮という感じでおもわず興奮。そしてリードvoの女性、チャウム・ニモルは、もう一生染みついて抜けないであろうカンボジア歌謡のコブシ回しが圧巻でこれ本当に参ります。カンボジア場末の生活臭やら、はたまた得体の分からぬ混んだ行くメール伝説か南国妖怪でも出てきそうな摩訶不思議ミステリアスな雰囲気まで醸し出されてもうクラクラの１０曲です。