２００７年くらいからでしたか、東北タイ（イサーン）地方に何組か登場した若手女性グループ群。モーラムもルークトゥンもロックやダンスミュージックを大胆に取り入れたり過激な芸風で楽しませてくれました。一番有名になったのはダーオトーン・シアン・イサーンだと思いますが、この人たちもなかなか目立ってました。これがデビュー作らしく、なんともヒドイ題名を付けられてます（タイ語のオーソリティーに訳してもらいました）が、たしかに都会的な洗練された美形ではないもののタイの地方らしい野趣？のあるチャーミングさが見もの聴きものの４人組。イサーンものに多い「農村で恋人の帰りを待つ、、、」風のしみじみ悲恋なスローから、一転ラップ風のアップテンポ、かと思えばケーンまで入った正統派のモーラムまで堂々演じてしまうたくましさ。特に?の「旦那が酔っぱらって店で大騒ぎ」とか注目ですが、全編にわたっていかにもイサーンらしい遠慮会釈なしの庶民性が嬉しいです。