ポップ・ロハニのファンならばおもわず同調してしまう筈、清らかで無垢なバラード集です。1984年ジャカルタ生まれ、ルース・サハナヤを敬愛するという本格派です。でもコチコチな宗教歌でないのがポップ・ロハニというジャンル、なんと曲によってはレゲエ調でラップのサポートまで入るという多彩な10曲。ルース・サハナヤほどの力量感ではないですが、高音域での多感な情感表現など泣かせてくれます。当方の知る限りまだ2枚のアルバムしか出てませんが、通常のポップ・インドネシア畑でも充分にやっていける注目株です。