この題名からして、ライトなジャズやボサノバ感覚を織り込んでラウンジ風に仕上げたクロンチョンかな、と思いましたが実際はちょっと違いました。優雅な生ピアノと3曲ある英語曲、そして臨場感ある高音質がたしかにラウンジな雰囲気を漂わせますが、近年意欲的な姿勢と新感覚のクロンチョンで人気上昇中のサフィトゥリの情のこもった熱唱、腕利きのクロンチョン・ギターなどもあって、彼女のアルバムの中でも指折りの熱演作に。I just call you, Kicir-Kicir, Madu dan Racunなどの選曲も面白い。