２００７年リリースの重厚ダンドゥット作。現在でも現役の彼女の最初期作。多分スンダの人だと思うのですが、イチェやエフィ・タマラらの先輩方に比べても声量豊かで濃密な節回しに大器の予感を感じさせる秀作でした。伴奏も圧巻、スンダ、ジャワの音もふんだんに取り込んだディスコ要素抜きのエスニックな醍醐味、特にジャイポン感覚豊かな手打ちクンダンが強力です。今ではなかなか聞かれない本格作。