ライブ・ステージ上での節操のないセクシーな踊りが目に焼き付いたトリオ・マチャンですが、この新曲ではかつてのマニス・マンジャを過激に仕立てた風で、これはかなり聴かせます。東ジャワ・ダンドゥットのカリスマ、ソディクとの交流も功を奏した感じで、ディスコ・ビートではなく東ジャワ風のサウンドが強力。中期以降のイヌルと同様、キワモノ路線から脱してビジュアル的にもオーディオ的にも鑑賞に耐えうるグループとなった感じだ。このほか、このトリオ・マチャンをもっとお色気ムンムンにした感じの女性グループ、D’Mojang, D3WI Amourなど、AKB というよりK・ポップ風セクシー＆ゴージャスな路線を継承してダンドゥットしちゃった風など、どうしても視覚に訴えてきますが、音楽的にも現代的な先端サウンドを備えてグイグイと迫る先端ダンドゥット集です。