クロンチョンで近年人気上昇中の女性歌手によるジャワ・ダンドゥット作です。まずはその美形ぶり、ジャワの女性には珍しい（？失敬）気高さのある美貌と表情の変化、ワルジナーを彷彿とする湿度感と粘着感のある美声、そしてやけに画質が良くて高音質。演じるはクロンチョン風、スンダ風、９０年代王道型の歌謡ダンドゥット風などの曲を、恐らく横打ちのクンダン入りの伴奏をバックにしっとり風情豊かに歌い上げる１０曲。古くからのダンドゥット・マニアの方なら、このコメントでだいたい想像はつくと思いますが、実際に聴いて観ると、これはオーディオ的にもビジュアル的にも予想を遥かに上回っている筈の逸品です。