90年代後半から2000年代前半にかけて文字通り新感覚のダンドゥットで鳴らしたニニ・カルリナの妹。姉と同じく東ジャワのバニュワンギ出身ですが、中央ダンドゥットの洒脱さや刹那性も兼ね備えた人。本作でも東ジャワ風の野趣ある手打ちクンダンとドラムスが交錯したり、シンセでしょうがガムランの音も散りばめたりとモダンなエスノ性で仕上がった11曲。チャーミングなのに時に狂おしく扇情的に変化する様子など、姉とはまた違ったアブナイ系の魅力にも注目です。